子宮筋腫でct検査する時とは?
ここでは、「子宮筋腫でct検査する時」
についてお話します。
婦人科で子宮筋腫の検査をひと通り受けて、
医師から
「要精密検査」
と診断されることがありますが、
この場合後日さらに詳しく
精密検査を行わなくてはなりません。
しかしいきなりそんなことを言われたら、
「もしかして何か心配な病気なの…?」
と不安に感じてしまいますよね。
子宮筋腫でより詳しい検査が必要になる
場合とは、いったいどのような
理由によるものなのでしょうか?
また精密検査といえばCTやMRIの
イメージがありますが、
その2つの違いとは…?
今回はそんな子宮筋腫の精密検査について、
いくつかの気になる疑問点を
解決したいと思います。
子宮筋腫の精密検査って?
子宮筋腫の検査は、一般的には問診や内診、
エコー検査などが行われるのが通常の流れです。
また血液検査が行われる場合もあります。
子宮筋腫の検診については
でより詳しく解説していますので、
こちらも併せてご覧ください。
まずはこの検診を受けるのが一般的ですが、
その結果によってはより詳しく筋腫の状態を
調べる必要性がでてくる場合があります。
エコー検査であまり子宮筋腫の状態が
よくわからなかった場合や、
小さい筋腫がたくさんあった場合、
子宮腺筋症や子宮肉腫などの悪性腫瘍と
見分けがつかない場合、
また何らかの異常がみられた場合
などは精密検査に回されます。
通常、精密検査はCT検査や
MRI検査が適宜行なわれます。
悪性腫瘍の疑いがある場合には筋腫の
一部を摂取して病理検査に出すこともあります。
精密検査になったからといって
重症化していると決まったわけではありません。
エコー検査だけでは筋腫の詳しい位置や大きさ、
数などの正確な特定は難しいので
手術をする必要があるかどうかを含めて
より精密な検査が必要なのです。
心配な病気の可能性を否定するためにも、
医師に勧められた精密検査は
是非受けてほしいと思います。
CTとMRIの違いは?
CT検査とMRI検査については
よく耳にする機会もありますが、
実際にはその2つの違いがよくわからない…
という方も多いのではないでしょうか?
CT検査とはX線を用いて体内の様子を
詳しく画像診断するための検査で、
微量ながら放射線をあてるため
妊娠中などは受けることが
制限されている検査方法です。
一方MRI検査は身体による磁気の共鳴を
利用した検査方法で、強い磁場の中で
20分ほど同じ体勢でじっとしているだけで
体内のあらゆる角度からの断面画像を
立体化して見ることができる優れた検査方法です。
子宮筋腫においては、基本的にCT検査よりも
MRI検査の方がより詳しい検査結果が
得られる上に、
CT検査は微量ながら放射線をあてる
リスクがあるので、MRI検査の方が
主流になりつつあります。
精密検査で子宮筋腫の状態を観察し、
心配な病気の可能性がなくなればその後は
経過観察になる場合もあります。
より適切な治療を行なうための必要な
検査ですのできちんと受けておきましょう。