子宮筋腫の痛みはどんなものなの?

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ここでは、「子宮筋腫の痛みはどんなものなのか」
についてお話します。

 

子宮筋腫は、20代以降の女性の
3人に1人が発症している
と言われている病気です。

 

自覚していない人を含むと、
2人に1人が子宮筋腫を持っている
とも言われています。

 

そんな子宮筋腫は、
どんな痛みを感じるのか
気になるのではないでしょうか?

 

「もしかしたら自分も?」

 

と不安になっているかもしれません。

 

そこで今回は、子宮筋腫の
痛みとはどんなものかを紹介します。

 

子宮筋腫とは

 

子宮筋腫とは、子宮の筋肉に
できる良性の腫瘍の事です。

 

腫瘍は良性なので、子宮筋腫
そのものが命に関わるような
事はありません。

 

しかし、子宮筋腫が原因となって
日常生活に支障が出る事はあります。

 

その場合は、何か対処法を
考える必要が出てきます。

 

子宮筋腫は、筋腫のできる場所によって

 

・粘膜下筋腫
・筋層内筋腫
・漿膜化筋腫

 

の3つに分類されます。

 

主な症状としては、

 

・粘膜化筋腫の場合
…過多月経

 

・筋層内筋腫の場合
…過多月経、不妊

 

・漿膜化筋腫の場合
…圧迫症状、腫瘤感(しこり)

 

などが挙げられます。

 

自覚症状が無い事も多く、閉経によって
月経が止まることで筋腫が

 

小さくなる事がほとんどなので、
気づかずにいる人も沢山います。

 

また、婦人科検診などや妊娠検査、
不妊検査で発見される事も多いです。

 

とは言え、筋腫のできる場所や
大きさによって、子宮内腔に

 

影響を与え、様々な症状が
出てくる事もあります。

 

治療によるダメージを最小限に
するためには、早期発見が
最も重要なのです。

 

子宮筋腫が原因の痛み

 

子宮筋腫の痛みは、筋腫のできる場所や
大きさのよって、痛む箇所や
痛みの程度は様々です。

 

考えられる痛みとしては、

 

・器質性月経困難症

 

…生理痛とは、子宮内膜から分泌される
「プロスタグランジン」という

 

物質の分泌 量が増える事 で、
子宮の収縮が強くなって痛みを感じます。

 

また、子宮口が狭い事で経血が
出にくくなり、子宮の収縮が強くなって
痛みが出る事も。

 

この生理痛が、日常生活に支障が
出てしまうくらいのものを

 

「器質性月経困難症」

 

と呼ぶのです。

 

子宮筋腫での痛みの場合は、
筋腫があるために内部の筋肉が

 

収縮活動をしにくくなってしまうので、
生理痛が悪化してしまいます。

 

このような症状が起こる場合は、
子宮筋腫と子宮内膜症を同時に
発症している事が多いです。

 

・子宮筋腫硝子変性

 

…子宮筋腫で一番多いものです。

 

筋腫は、子宮表面の血管から
栄養を取り込んで成長していきます。

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筋腫が徐々に大きくなる際に、
筋腫に十分な血液が送られず、
筋腫内部が壊死してしまい

 

硝子のように硬くなってしまう事を

 

「子宮筋肉硝子変性」

 

と呼びます。

 

主な症状としては、

 

・下腹部痛
・ひどい生理痛のような痛み

 

などです。

 

・子宮筋腫赤色変性

 

…赤色変性は、妊娠している人に
起こりやすい症状と言われています。

 

筋腫が急激に大きくなる事で、
静脈が詰まって血行障害を起こし
壊死状態になるのです。

 

名称の通り、割面が暗赤色をしています。

 

主な症状としては、

 

・疼痛
・圧痛
・悪心嘔吐

 

などが挙げられます。

 

症状が強い場合は、緊急手術に
なる事もあるので注意が必要です。

 

・子宮筋腫石灰化変性

 

…これは、特に閉経後の女性に
多くみられる症状と言われています。

 

筋腫にカルシウムが沈着して、
石のようにカチカチに
硬くなってしまう症状です。

 

この石灰化は、単に古い子宮筋腫
という事なので痛みなどは
あまり感じない事が多いです。

 

しかし、腰痛の症状が起きる事が多いです。

 

子宮筋腫による腰痛、排尿痛

 

子宮筋腫が原因で起きる腰痛は、
筋腫が大きく成長している事を意味します。

 

筋腫が大きくなると、背骨や
骨盤の神経を刺激して腰痛を感じるのです。

 

腰痛が起きるほど大きくなっている筋腫が、
その他の臓器にも大きな
影響を及ぼしている事も考えられます。

 

例えば、多くあるのが

 

・頻尿
・便秘

 

などです。

 

腰痛は、漿膜化子宮筋腫で
よくみられる症状です。

 

腰痛の特徴としては、月経とは
関係なく腰痛症状がみられる
と言う事です。

 

また、子宮筋腫が大きくなって
尿管を圧迫した場合には、
排尿時の痛みを感じる事があります。

 

同時に、頻尿や尿もれなどの
症状も出る事があるので、
注意が必要です。

 

このように、子宮筋腫の
痛みは様々にあるのです。

 

痛みの感じ方には個人差があり、
無自覚の人もいれば

 

生活に支障をきたしてしまう
ほどの人もいます。

 

もし上記のような症状が
当てはまるのであれば、

 

一度検査を受けてみると
良いのではないでしょうか?

 

・・・というわけで、
貴女もこのカテゴリーの記事を読んで

 

子宮筋腫の「痛み・痛い」関係について、
学んで行きましょうね!

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