子宮筋腫で下腹部痛の時とは?
ここでは、「子宮筋腫で下腹部痛の時」
についてお話します。
子宮筋腫は、多くの女性が
悩まされている病気の1つです。
無自覚の場合が多く、
婦人科検診などで発見される
事もしばしばです。
そんな子宮筋腫は、良性の腫瘍なので
症状などがなければ
経過観察となる事が多いです。
しかし、筋腫のできる位置や
大きさなどによって、
痛みを感じる事もあるのです。
もし下腹部痛が起きた時、
「もしかしたら子宮筋腫かも?」
と不安になるかもしれません。
そこで今回は、子宮筋腫と
下腹部痛について紹介します。
子宮筋腫の痛む場所
子宮筋腫は、発生する場所や
大きさによって、症状が変わってきます。
でもお話したように、
子宮筋腫が子宮の外側に発生する場合は
漿膜化筋腫と呼ばれます。
大きくなるまで自覚症状が
乏しいのが特徴です。
筋腫がねじれてしまうと、
急激な腹痛が起こります。
子宮の内側に筋腫が発生する場合は、
粘膜下筋腫と呼ばれます。
不正出血や不妊症の原因となり、
経血が多くなったり生理期間が
10日以上のなる月経過多に
なったりする可能性があります。
子宮の筋肉の中に発生する筋腫は、
自覚症状として現れにくく、
大きくなると不正出血や流産、
早産の原因となります。
子宮筋腫の中で最も多い筋腫です。
筋腫の大きさによって過多月経や
便秘、腰痛を引き起こします。
痛みとロキソニン
子宮筋腫は、大きさやできる
場所によって、月経時の経血が
多かったり、下腹部痛や
腰痛が強くなります。
この症状は、月経痛と
とてもよく似ているので、
多くの人は子宮筋腫の存在に気付きません。
子宮筋腫の痛みに対しては、
初期の状態であれば、
ロキソニンを服用する事で
痛みを軽減することが可能です。
しかし、痛みがひどくなって
行くにつれてロキソニンの効果は
現れなくなっていきます。
ロキソニンは耐性もできるので、
最終的のはほとんど作用しなくなります。
痛みがひどいからと言って、
使用回数以上に服用する事はやめましょうね。
痛みを和らげる方法
子宮筋腫による下腹部痛を抑えたい場合は、
しっかりとした治療を
受ける必要があります。
原因となっている子宮筋腫を取り除くのが、
確実な方法なのです。
自分でできる方法としては、
・痛い部分を温める
…子宮筋腫によって圧迫され、
血液の循環が悪くなって神経を
圧迫して痛みが出ています。
下腹部痛を温めることで、
血行が促進されて痛みが
和らぐ可能性があるのです。
・骨盤の歪みを治す
…子宮筋腫が発生している場合、
骨盤が歪んでいるケースが多いです。
ヨガやストレッチで、骨盤の歪みを
解消する事で血行を促進することで、
痛みを和らげる事が出来るのです。
このように、子宮筋腫の下腹部痛への
対処法は様々にあるのです。
下腹部痛を感じた場合は、
生理痛の可能性もありますが、
症状がひどくなる場合は子宮筋腫の
可能性もあるのです。
そんな場合は放置せず、
一度病院を受診するようにして下さいね!