子宮筋腫の痛み止めとは?
ここでは、「子宮筋腫の痛み止め」
についてお話します。
子宮筋腫は、多くの女性が持っている
と言われるもので、子宮の
筋肉にできる、良性の腫瘍です。
良性なので命に関わるものでは
ありませんが、その大きやできる
位置によって様々症状が現れます。
症状の中でも多いのが、下腹部痛。
生理痛が重くて困っている方も
多いのではないでしょうか。
そんな痛みを止めるには、
どのような薬が効果的なのでしょうか?
そこで今回は、子宮筋腫の
痛み止めについて紹介します。
市販の鎮痛薬
子宮筋腫と気付かず、重い生理痛だと
考えて市販の鎮痛薬を服用する方も
多いのでは無いでしょうか。
市販の鎮痛薬で一番メジャーなのが、
「ロキソニン」。
ロキソニンは頭痛などにも効果があり、
普通の月経痛であれば効果がみられます。
しかし、子宮筋腫による痛みの
場合は効果が出ない事が多いです。
もし、重い生理痛でロキソニンを
服用しても、効果が感じられない
場合はもしかしたら
子宮筋腫かもしれません。
一度病院で検査してみると良いでしょう。
病院で処方される薬
子宮筋腫で通院している場合、
痛みに対して病院で処方される
薬はどんなものなのでしょうか。
実は、病院で処方される薬は、
痛み止めというよりも筋腫を
小さくして症状を
軽減させるための薬なのです。
と言うのは、子宮筋腫は女性ホルモンの
分泌によって成長する
事が分かっているから。
ホルモンの分泌を抑える作用のある
薬を用いる事で、一時的に
閉経させて筋腫を小さくするのです。
実際処方される薬
では、実際に処方される薬には
どのような物があるでしょうか。
まず、筋腫を小さくする薬としては、
〈1ヶ月に1度注射する薬〉
・酢酸リュープロレイン(リュープリン)
・酢酸ゴセレリン(ソディラックス)
・酢酸ブセレリン(スプレキュアMP)
〈1日2〜3回使用する点鼻薬〉
・酢酸ブセレリン(スプレキュア、イトレリン)
・酢酸ナフレリン(ナサニール、ナファレリール)
男性ホルモンの作用がある薬としては、
・ダナゾール(ホンゾール、ダナンカプセル)
などが挙げられます。
これらの薬が、筋腫の状態に
合わせて用いられるのです。
また、「ピル」を用いる事で、
月経量を減らしたり痛みを
軽減させたりする事ができます。
子宮筋腫のつらい症状に悩まされている、
普段の月経がつらい、という方は
1度婦人科を受診すりようにしましょう。
このように、子宮筋腫の痛み止めの薬は、
一般の鎮痛剤ではないのです。
ホルモンの分泌量を抑制するなどして、
根本的な筋腫を小さくして
症状の改善を目指すのです。
もし、市販の生理痛に効く薬を
飲んでも効果がない場合は、
もしかしたら子宮筋腫かもしれません。
迷わず婦人科を受診し、
症状や状態に合わせた
治療を行っていって下さいね!