子宮筋腫が4センチで手術する時とは?
ここでは、「子宮筋腫が4センチで手術する時」
についてお話します。
「4センチの子宮筋腫があります」
婦人科検診で医師からそのように言われて、
戸惑っていらっしゃいませんか?
特に初めて子宮筋腫が見つかった
人にとっては、4センチの子宮筋腫が
いったいどのような状態のものなのか
想像もつきませんよね。
「子宮筋腫は手術になることが
あるっていうけど…
4センチの場合はどうなのか?」
今回は一般的に子宮筋腫で手術が
必要になるケースについて
詳しく解説したいと思います。
子宮筋腫は何センチで手術?
子宮筋腫は今や成人女性の
3〜4人に1人が持っていると言われるほど、
ありふれた婦人科疾患となっています。
子宮筋腫は子宮の筋肉層に発生する
原因不明の良性腫瘍で
命に関わるようなものではありません。
小さいものや、大きくてもできた場所に
よっては特に自覚症状もなく、
自分に子宮筋腫があることに
気が付いていない女性も多くいます。
したがって婦人科検診を受けた際に
初めて見つかって驚く女性も
少なくありません。
「4センチの子宮筋腫」も発生した場所に
よっては全く自覚症状がないことがあります。
一般的に、子宮筋腫で手術が必要と
されている大きさは筋腫核部分の
大きさでみた場合、
「5センチ以上」
と言われています。
4センチは5センチには満たない大きさで、
特に自覚症状がないのであれば
経過観察になることが多いです。
経過観察は3〜6ヶ月に一回、
婦人科検診を受けて子宮筋腫が
急激に大きく成長していないか?
何か症状はでていないか?
など、詳しく観察して、
必要であれば症状に対する
薬物療法も行ないます。
子宮筋腫で手術が必要になるケース
については、
でも解説していますので
そちらも参考にしてくださいね。
4センチの筋腫で手術が必要な場合
しかし
「粘膜下筋腫」
といって、子宮の内部に発生した
筋腫であれば1〜2センチ程の
小さいものでも症状が出やすく、
手術が必要になる場合があります。
また妊娠を希望している女性の場合は、
4センチ以下の筋腫でも不妊の
原因となっている可能性があるので
手術で摘出することを
勧められることもあります。
子宮筋腫は大きさよりも、
どちらかと言えばできた場所や
数の方が重要で、
それによって日常生活に支障が出るほどの
症状がでている場合に手術が検討されます。
もしも生理のときの経血量が異常に
増える過多月経や酷い生理痛、不正出血、
貧血、下腹部痛や腰痛、頻尿、排尿障害、
排便障害などの症状がでている
場合は要注意です。
近年、子宮筋腫の治療法は手術を含めて
様々に選択できるようになっています。
信頼できるかかりつけ医にきちんと
相談して納得のいく治療方針が
見つかると良いですね。