子宮筋腫が8センチの時とは?

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ここでは、「子宮筋腫が8センチの時」
についてお話します。

 

子宮筋腫が8センチ以上の大きさに
なってしまった場合、医師から

 

「開腹手術で子宮全摘出するしかありませんね」

 

と言われて戸惑って
いらっしゃる方も多いかと思います。

 

確かに8センチ以上の子宮筋腫は
大きめですので、手術の必要性が
高い状況といえます。

 

しかし

 

「本当に手術しか方法はないのか…?」

 

と悩んでしまいますよね。

 

また、手術を行なうにしても

 

「本当に開腹手術しかできないのか?」

 

「なんとか腹腔鏡下手術で
行なうことはできないのか?」

 

と、様々な疑問が湧きあがります。

 

今回は8センチ以上の子宮筋腫の
気になる疑問に対する答えを
まとめましたので、参考にしてくださいね。

 

手術は避けられないのか?

 

子宮筋腫は子宮の筋肉層に発生する
良性腫瘍で、放っておいても
命に関わるような病気ではありません。

 

ただ、何もしないと次第にどんどんと
大きく成長してそれに伴う症状が
現れるようになってきます。

 

無症状の場合は経過観察することも多いですが、
何らかの症状がでている場合、

 

もしくは妊娠希望の女性にとって
不妊の原因となっている可能性のある筋腫は
手術で摘出する必要性がでてきます。

 

手術方法は大まかにわけて筋腫を子宮ごと
全て摘出する「子宮全摘出術」と

 

子宮は温存して筋腫核部分のみを摘出する
「子宮筋腫核出術」の2通りあります。

 

また術式はさらに細かく、
お腹を切開して行なう「開腹手術」と、

 

下腹部に小さな穴を数カ所開けて
そこから内視鏡や器具を入れて行なう
「腹腔鏡下手術」、

 

また膣から器具を入れて行なう
「子宮鏡下手術」と様々にあります。

 

やはり8センチともなると過多月経や
酷い生理痛、貧血、不正出血、頻尿、
排尿障害…

 

などの症状がでている場合が多いと
思いますので、ひとつひとつ薬で

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対処しながら過ごすよりは手術を
選択した方がラクになるかとは思います。

 

ただ、中には子宮の外側に発生する

 

「漿膜下筋腫」

 

というタイプの場合があり、
比較的大きく成長しても症状が
でないこともあります。

 

そういった場合は薬物療法を
行ないながら様子をみることもあります。

 

また子宮筋腫は女性ホルモンによって
成長するものですので、

 

女性ホルモンが減少する閉経が近い
女性の場合はそのまま手術をせずに
逃げ切れば治療が必要なくなることもあります。

 

いずれにしろ、手術の必要性は
人それぞれですから、かかりつけ医に
きちんと相談しましょう。

 

腹腔鏡下手術は可能か?

 

手術を決断した場合、
方法は限られているのでしょうか?

 

それについては、子宮筋腫は
大きければ大きいほどやはり方法は
開腹手術に限られてきます。

 

それぞれの手術方法でメリット
デメリットは色々とあり、

 

患者の状態で最適な方法を
選択できるようになっていますが、

 

基本的に大きな子宮筋腫は「開腹手術」や
「子宮全摘出」になる可能性が高いです。

 

ただ、8センチでしたらまだ他の手術方法も
選択できる可能性はあります。

 

より負担の少ない「腹腔鏡下手術」
が無理な場合でも、「腹腔鏡補助下手術」
という選択肢もあるんです。

 

腹腔鏡補助下手術とは、
腹腔鏡下手術で開けた小さな穴に、

 

さらに3センチほど小切開を加えたもので、
開腹手術よりは負担が少ないとされています。

 

ただし実施できる病院が限られていることと、
子宮筋腫の数がたくさんある場合は
開腹手術しかできないこともあります。

 

手術をするかしないか、
手術を行なう場合はどのような方法にするか?

 

についてはきちんと納得いくまで
主治医と話し合いましょう。

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