子宮筋腫腹腔鏡手術で仕事復帰までとは?
ここでは、「子宮筋腫腹腔鏡手術で仕事復帰まで」
についてお話します。
子宮内膜症は、
多くの女性が発症するものです。
多くの場合は、無自覚なので
その存在に気づかない人もいます。
しかし、症状が出た場合は
治療が必要となってきます。
また、不妊の原因ともなるので、
妊娠の希望がある場合は治療を行うことも。
そんな治療法の中でも、
腹腔鏡下手術は傷口が小さく体に
負担がかからない手術方法とされています。
では、そんな腹腔鏡下手術をした場合は、
仕事復帰が早くできるのでしょうか。
そこで今回は、子宮筋腫で
腹腔鏡下手術をした場合、
仕事復帰はどのくらいになるか紹介します。
子宮筋腫の腹腔鏡下手術
この手術方法は、全身麻酔をした後、
お腹に小さな穴をあけてカメラを挿入し、
専用の器具を用いて手術を行います。
子宮全摘術の場合は、妊娠や
出産の希望が無い、根治治療を
希望する場合に行われます。
妊娠を希望する場合は、
子宮筋腫核出術が行われます。
切開部分が小さくなるので、
傷が小さく回復が早くなります。
また、術後の癒着も
少ないと言われています。
腹腔鏡下手術は、大きな筋腫や
卵巣腫瘍の合併症、腹腔内の軽度の
癒着などにも行える長所があります。
一方で、高い技術が必要となる術式のため、
医療機関によっては
できない場合もあります。
腹腔鏡下手術での仕事復帰
腹腔鏡下手術の場合、
でもお話したように、一般的には
術後約2週間で仕事復帰が
可能とされています。
しかし、手術による体への影響や、
仕事の内容、通勤時間などは
個人差があります。
仕事復帰の時期は、必ず主治医と
相談して決めるようにしましょう。
一般的に職場には、入院前に
職場復帰の目安を聞いておき、
予定休職期間を書いた診断書を
主治医に書いてもらって提出します。
そして、術後の外来受診の際に
その予定通り職場復帰して良いか
主治医に相談しましょう。
復帰後に気をつけること
復帰後に気をつける事としては、
・通勤電車やバスのラッシュは避ける
・重たものを持たない
・長時間の立ち仕事は避ける
・体が慣れるまでは、極力無理をしない
・定期検診は必ず受ける
などが挙げられます。
通勤については、満員の時間を避けたり、
早朝や深夜勤務を
避けたりする配慮が必要です。
職場にも、時差通勤を
願い出るのも良いでしょう。
また、定期検診は退院後
それぞれの手術に応じて
受けることになります。
検診の結果、特に問題が無ければ、
入浴や運動、性生活が許可されます。
こうなれば、ほぼ回復と言えるので
徐々に行動範囲を広げていきましょう。
ただし、検診前に発熱、強い下腹部、
不正出血の量が突然増えるなどがあれば、
検診予定日より早く受診しましょう。
たとえ子宮筋腫の症状が
なくなったとしても、医師の指示に従って
通院は続けるようにしましょう。
受けた治療内容や手術内容にもよりますが、
手術後でも卵巣ガン検診や子宮筋腫の
再発チェックをする場合もあります。
このように、子宮筋腫の手術で
腹腔鏡下手術をした場合、
仕事復帰は約2週間が目安となるのです。
開腹手術よりも回復が早く、
仕事復帰も早く可能となります。
筋腫の状態などによって違いますが、
選択肢にある場合は参考になるでしょう。