子宮筋腫の術後で仕事復帰までとは?
ここでは、「子宮筋腫の術後で仕事復帰まで」
についてお話します。
子宮筋腫は、多くの女性が
悩まされている病気です。
良性の腫瘍なので、場合によっては
経過観察を行う事が多いです。
しかし、筋腫のできた場所や大きさ、
数などによっては手術を
勧められる事もあります。
そんな子宮筋腫の手術を受ける
事になった際、気になるのが術後の
仕事復帰ではないでしょうか。
特に正社員などで働いている方は、
仕事になるべく穴をあけたくないはずです。
そこで今回は、子宮筋腫の
術後の仕事復帰について紹介します。
子宮筋腫の手術
子宮筋腫の手術には、
・子宮を全て取ってしまう
「子宮全摘出」
・大きくなった筋腫だけを取り除く
「筋腫核手術」
・身体にメスを入れずに子宮筋腫に
栄養を与えている血管を薬で閉じる
「子宮動脈塞栓術」
・超音波の力で筋腫を小さくする
「集束超音波治療」
があります。
将来出産を考えている場合や、
子宮温存を強く望む場合は、
筋腫のみを摘出する手術を選択します。
これは、手術創から
出血しやすいというリスクがあります。
子宮筋腫の手術と入院期間や費用
上記の手術方法のうち、
どの手術を受けるか、
どんな治療方法になるかによって、
入院期間や費用は変わってきます。
例えば、
・子宮全摘出手術の開腹手術の場合…
7〜14日間の入院
費用は20〜25万円が相場
・筋腫核手術の場合…
3〜10日間の入院
費用は10〜20万円が相場
・メスを入れない悲観血的手術の場合…
日帰り〜4日程度の入院
40〜85万円が相場
となります。
メスを入れない手術の手術方として
挙げられるのが、腹腔鏡手術です。
腹腔鏡手術は、身体にメスを入れないので
傷口が小さく負担がとても少なく済みます。
そのため入院期間も短く済み、
海外では日帰りで手術を受ける事
が当たり前となっているほど。
一方で、技術を要する手術のため
高額の費用がかかったり、
手術をできる医師が
限られたりするのが現状です。
子宮筋腫の手術後の仕事復帰
子宮筋腫の手術後の仕事復帰は、
入院期間+約1〜2週間と
考えておくと良いでしょう。
もちろん、創部の回復具合
などにもよるので個人差はあります。
担当医と良く相談をして、
仕事復帰の時期は決めなくてはなりません。
でもお話したように、
最も身体に負担が
少ない腹腔鏡手術に場合でも、
無理は禁物です。
身体をならすために、
最初のうちは仕事内容を
少し軽めにしてもらうなどの
配慮をしてもらいましょう。
手術が決まった時点で、
上司に相談しておくと良いです。
退院後の通院は、主治医の診断で
大きく左右されますが、一般に1〜3ヶ月に
一度の経過観察となるでしょう。
予後が良ければ1年に1度の検診で
経過をみるようになる事が多いです。
あまり無理をして、
術後仕事復帰をしても周りに
迷惑をかけてしまうかもしれません。
少しずつ身体を慣らしながら、
焦らず復帰していくようにしましょうね。