子宮筋腫で熱がでた時とは?

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ここでは、「子宮筋腫で熱がでた時」
についてお話します。

 

子宮筋腫による影響で
発熱が続くことがあります。

 

「風邪をひいているわけでもないのに、
熱があるのはなぜ?」

 

このような症状でお悩みの方は、
もしかしたら子宮筋腫によるものかもしれません。

 

もともと子宮筋腫の経過観察で
婦人科の定期検診を受けている…

 

というような方も、子宮筋腫が変性を
起こしている可能性があるので油断はできません。

 

今回は子宮筋腫で熱がでる原因と、
子宮筋腫の変性についての
お話しをさせていただきたいと思います。

 

子宮筋腫で熱がでる原因は?

 

子宮筋腫で熱がでる原因は
いくつか考えられます。

 

ひとつは、子宮筋腫やその周辺で感染を
起こしている場合、

 

それから子宮筋腫の影響で周辺の
臓器が炎症を起こしている場合です。

 

子宮筋腫やその付近で起こる感染症は主に
「粘膜下筋腫」というタイプの
筋腫で引き起こされる現象です。

 

粘膜下筋腫とは、子宮の内部に
突き出ている筋腫のことをいいます。

 

常に内腔が脆くなっており、
感染を起こしやすい状態になっているため、

 

粘膜下筋腫ができている場合は
発熱が起こりやすくなっています。

 

過多月経や下腹部痛、腰痛などの症状も
同時に現れることがあります。

 

また子宮筋腫はできた場所によっては、
大腸などの周辺臓器を圧迫します。

 

すると臓器が炎症を起こしてしまう
可能性があり、そうなると発熱の
症状がでてしまいます。

 

子宮筋腫の変性とは?

 

また発熱は子宮筋腫が変性を
起こしているサインかもしれません。

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子宮筋腫の変性とは、あまりに大きくなった
子宮筋腫に酸素や栄養が行き届かなくなって
筋腫の状態が変わってしまうことをいいます。

 

いくつか種類がありますが、
中でももっとも多くみられるタイプが

 

「硝子化変性」

 

です。

 

硝子化変性とは、筋腫の中心部分が
壊死して硝子のように
硬くなってしまった状態のことです。

 

また硝子化変性がさらに進行していくと、
粘液状にドロドロとした

 

「粘性変性」

 

という状態になります。

 

さらに子宮筋腫にカルシウムが付着すると
石のように硬くなることがありますが、
これを「石灰化変性」といいます。

 

他にも子宮筋腫に水が溜まると「水腫変性」、
血管が詰まってうっ血すると
「赤色変性」となります。

 

心配なのはごく稀に悪性に変性する
恐れがあることです。

 

基本的に子宮筋腫は良性腫瘍ですが、
中には「子宮肉腫」という悪性腫瘍に
変化してしまうことがあるんです。

 

こういった変性を起こすと、
強い生理痛のような下腹部痛を

 

感じるようになったり、
感染症や炎症を起こしやすくなります。

 

すると、発熱を引き起こす
原因となってしまいます。

 

気になる発熱に伴って下腹部痛や腰痛、
過多月経などの症状があらわれている場合は

 

上記で解説したような子宮筋腫による
影響が考えられます。

 

その場合はすぐに婦人科を受診して、
抗生物質などによる治療が必要です。

 

場合によっては手術になる可能性もあります。

 

心配な病気が原因のこともありますから、
放置せずにきちんと病院で検査を受けましょう。

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