子宮筋腫が大きいを放置するとどうなるの?

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ここでは、「子宮筋腫が大きいを放置するとどうなるのか」
についてお話します。

 

子宮筋腫は、自覚症状が無い事が多いので、
気がつかないでいる方も多くいます。

 

婦人科検診の際に発見されて、
驚くなんて事もあります。

 

子宮筋腫は基本的には、
良性の腫瘍なので経過観察が行われます。

 

しかし、良性の腫瘍だからといって
放置してしまっても良いのでしょうか。

 

特に筋腫が大きい場合は、
放置しても大丈夫か心配になりますよね。

 

そこで今回は、子宮筋腫の大きいものを
放置する事について紹介します。

 

子宮筋腫はどれくらいまで大きくなるか

 

子宮筋腫は、女性ホルモンである
エストロゲンの分泌によって
成長すると言われています。

 

そのため、エストロゲンが
多くなりすぎないように女性ホルモンの

 

バランスを整える事で、
現状の大きさを維持し、
うまくいけば縮小も可能です。

 

しかし、放置してしまった場合は
どんどん大きくなっていきます。

 

これまでに世界の実例で
最大とされている物は、
直径53センチほどと言われています。

 

イメージとしては、大きなスイカ1つ。

 

直径30センチくらいまでの
大きさになる事は、よくあるようです。

 

大柄の方の場合、多少の違和感はあっても

 

「太っているだけ」

 

と放置してしまいがちで、
何年もかけて大きくなってしまう事も。

 

でも、筋腫が大きくなれば
気がつきそうなものですよね。

 

筋腫が巨大になっても気がつかない
というのは、漿膜下筋腫で
生理の症状が軽い場合がほとんどなのです。

 

また、未婚や妊娠経験が無い方は
子宮トラブルへの意識が低く、

 

婦人科検診の必要性を感じていない
傾向があるので注意が必要です。

 

子宮筋腫を放置するとどうなるか

 

子宮筋腫は良性の腫瘍なので、
筋腫そのものが生命を
脅かすことはありません。

 

そのため、筋腫がある位置や
大きさによっては、必ずしも
治療をしないといけない訳ではないのです。

 

その場合でも、子宮筋腫がある場合は
必ず定期検診を受けるようになります。

 

定期検診で、経過観察をしていくのです。

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筋腫は女性ホルモンの影響を
受けているため、一般には閉経するまで
大きくなっていく可能性が高いです。

 

放置をていると、その間に筋腫が
大きくなり10kg以上に
なる事もあるのです。

 

大きい子宮筋腫で命に関わる
症状が出る場合もある

 

生活に支障がなければ、
筋腫が大きいとしても手術はせず、

 

経過観察で閉経まで
やり過ごす場合もあります。

 

この場合、もちろん医師は
手術を勧めますが、どうしても
嫌だと言った場合に限ります。

 

しかし、大きな子宮筋腫が原因で
命に関わる症状が出てしまった
事例もあります。

 

事例1.直径18センチの筋腫が原因で、
深部静脈血栓症になった

 

…44歳で、直径18センチの
子宮筋腫を5年以上放置していた女性。

 

突然左足が浮腫み、痛みが出て変色を訴える。

 

病院を受診すると、

 

「下肢の深部静脈血栓症」

 

と診断される。

 

薬のより閉経させ、血栓を溶かす
薬剤療法を行なったが血栓が溶けきれず、
子宮全摘出となった。

 

事例2.直径11センチの
子宮筋腫放置で呼吸困難になった

 

…49歳、直径11センチの
子宮筋腫を3年放置。

 

突然呼吸が苦しくなり、肺高血圧、
両肺の肺血栓塞栓症と診断される。

 

薬剤で抗凝固療法を行い、
最終的には子宮全摘手術を行った。

 

これらの事例は、どちらも
巨大子宮筋腫を長期間放置し、

 

骨盤内静脈圧迫に
気がつかなかった事が原因です。

 

特に事例1の「深部静脈血栓症」は、
「肺血栓塞栓症」に発展します。

 

この病気の急性の場合が、一般に

 

「エコノミー症候群」

 

で、自覚症状が無く突然命を
落とす事がある怖い病気です。

 

このように、大きな子宮筋腫は
自覚症状がないからと言って
放置するのは大変危険です。

 

必ず定期的に病院を受診し、
経過観察をしていってくださいね!

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