子宮筋腫を小さくする方法で注射とは?

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ここでは、「子宮筋腫を小さくする方法で注射」についてお話します。

 

女性にとって最も身近な病気である
子宮筋腫ですが、良性の腫瘍とはいえ

 

その症状に悩まされたり、不妊に
悩んでいたりして治療を
望んでいる方も多いですよね。

 

そこで、子宮筋腫を手術しないで
小さくする方法があるって知ってますか?

 

薬を服用したり、注射をすることに
よって小さくすることができるんです。

 

これらの方法を「ホルモン治療」といいます。

 

ホルモン治療とは?

 

子宮筋腫は女性ホルモンである
「エストロゲン」の分泌によって
成長すると言われています。

 

ですから、この「エストロゲン」の
分泌を妨げることによって子宮筋腫の
成長を止めてしまおう…。

 

というのがホルモン治療です。

 

リュープリン注射と副作用

 

ホルモン治療の一種で、

 

「リュープリン注射」

 

というものがあります。

 

リュープリン注射は

 

「GnRHアゴニスト」

 

という、脳の視床下部というところから
出るエストロゲンの分泌を命令する
物質に似た薬を人工的に注射する治療法です。

 

そうすることによって、
実際に脳から出る命令を
妨げてエストロゲンの分泌を抑制します。

 

副作用としては月経を止めて
しまいますから偽閉経療法と呼ばれ、

 

のぼせ、ほてり、発汗、不眠、めまい、
うつ状態…などの更年期障害と
似た症状があらわれる場合があります。

 

さらに、すでに糖尿病を発症している
患者がリュープリン注射を投与すると

 

糖尿病を悪化させてしまいますから、
注意しましょう。

 

また、骨の中のカルシウム量が低下して
骨粗鬆症になってしまう恐れがありますから、

 

治療中はカルシウムを意識的に
摂取する必要があります。

 

通常は4週間に1回程度、皮下注射します。

 

閉経前の女性を閉経に追い込む
治療ができるくらい、効果的な方法で

 

子宮筋腫を一時的に小さくすることが
可能ですが、薬の投与をやめると
また大きくなってしまいます。

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ですから一般的にはこの治療法は
手術前に行なわれることが多いです。

 

ピルと副作用

 

もう一つのホルモン治療に

 

「ピル(経口避妊薬)」

 

を服用する方法があります。

 

ピルは「エストロゲン」と
「プロゲステロン」という
女性ホルモンで出来ている薬で、

 

これを服用することによって

 

「十分な女性ホルモンが分泌されている」

 

と勘違いした脳が実際の
エストロゲンの分泌をお休みします。

 

ピル自体は低容量のエストロゲンですから、
通常分泌されるエストロゲンより量は少なく、
子宮筋腫の縮小に効果があるというわけです。

 

ピルは比較的に副作用も少ないと
されていますが、一般的に避妊薬
として用いられることが多い薬ですので

 

服用中はもちろん妊娠が出来ませんし、
ごく稀に虚血性の脳卒中や心疾患、

 

または下肢静脈血栓症などが
起こる可能性があります。

 

薬の服用を中断すると子宮筋腫も
また大きくなり始めるので、
いつまで服用し続けるかも悩ましい問題です。

 

ホルモン治療は確かに子宮筋腫を
小さくする効果がありますが、

 

服用を止めると筋腫も
また大きくなってしまいます。

 

また副作用もありますから、
全ての人に有効な治療法では
ないかもしれません。

 

しかし将来的に手術を考えている人や
あまりにも症状がつらい人、

 

もうすぐ閉経を迎える人など、
条件によっては優れた方法ですので

 

興味がある場合は一度医師に
相談してみるといいでしょう。

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