子宮筋腫で生理がこない時とは?
ここでは、「子宮筋腫で生理がこない時」
についてお話します。
「なかなか生理がこない…」
と生理不順に
悩んでいらっしゃる方は多くいます。
通常の生理周期は25日〜38日間と
言われていますから、
39日以上生理がこない場合は
生理不順にあてはまります。
女性の身体はデリケートですので
生理が毎月規則正しくやってくるとは
限りませんが、
原因もわからずに
なかなか生理がこないと
心配になってしまいますよね。
今回は生理が遅れている場合に、
可能性のある原因について
まとめましたので是非参考にしてくださいね。
子宮筋腫で生理がこない?
実は「子宮筋腫」があると生理不順になる
可能性があるということを知っていましたか?
子宮筋腫は今や4人に1人の割合の
成人女性にみられるほどありふれた
病気ですが、
子宮の筋肉層に発生する
良性腫瘍ですので基本的には
命に関わるようなものではありません。
初期では自覚症状もほとんど現れないため、
子宮筋腫を持っていることに気が付いていない
潜在的な患者もたくさんいると
考えられています。
しかし、次第に筋腫が大きく成長して
症状が現れてくると比較的
自覚しやすいものに月経の異常がみられます。
具体的には生理の際の出血が異常に多い
「過多月経」や、「不正出血」、
「酷い生理痛」、「月経不順」
などの症状が現れる場合があります。
そのため、生理不順になってある日いきなり
「生理がこない…」
といったような状態になることがあるのです。
原因は子宮筋腫の発生や成長を促す
元となっている女性ホルモンの
「エストロゲン」が
関係していると考えられます。
エストロゲンの過剰な分泌が、
子宮筋腫を大きくする原因でもあり、
女性ホルモンのバランスを乱す
引き金にもなっています。
女性ホルモンのバランスが崩れると、
結果的に生理不順を引き起こす
原因ともなってしまうわけです。
詳しくは
でも解説していますので、
こちらもご覧くださいね。
生理がこない原因は?
しかしながら、生理があまりにもこない場合、
また毎月のように生理が遅れている場合は
子宮筋腫以外にも原因が考えられます。
女性の生理周期は女性ホルモンの一種である
「エストロゲン」と「プロゲステロン」
という物質の微妙なバランスによって
成り立っています。
したがってちょっとした体調の変化やストレス、
環境の変化などによってホルモンバランスが
崩れて生理周期がずれることは
よくあることではあります。
しかし心配なのは病気が原因で
引き起こされる場合です。
症状として生理不順が現れる病気には
「子宮筋腫」の他にも「子宮内膜症」、
「子宮がん」、「子宮頸がん」、
「卵巣チョコレート嚢胞」、
「多嚢胞性卵巣症候群」、
「バセドウ病、橋本病などの甲状腺疾患」…
などが考えられます。
特に生理不順の他にも何か気になる
症状が現れている場合には注意が必要です。
生理がこないのは、
何らかの病気のサインである可能性があります。
「何かいつもと違うな…」
と感じたら我慢せずに
きちんと婦人科を受診しましょう。